リンゴ

【名前】不明         【愛称】リンゴ

【生年月日】1999年と推測 【性】牝

【品種】サラブレッド     【毛色】鹿毛

【出生地】不明

【父】不明 【母】不明

 

■□半生紹介□■

 

 <スモモ・リンゴ共通>

 

茨城県取手市・利根川の左岸河川敷で、1990年前後から地元の農家の男が元競走馬を10頭ほど飼育していたそうです。

飼育といっても、サッカー場程度の簡単な囲いの中に野ざらしで放牧されているだけで、古い腐った畳と、フスマを与えられているだけで、十分な世話がされていない状況だったとか。

正確な経緯は不明ですが、JRAの美浦トレーニングセンターが近いこともあり、中央で走っていた馬を何らかの目的で引き取っていたと推測されています。

 

その劣悪な飼育環境から、1998年には生き残っている馬が2頭になっており、見かねた近隣住民や動物関係の団体が援助や救助に向けての活動を行っていたようです。

 

飼い主の男性との折り合いがつかず、生き残りの2頭(この2頭が1998年時点の2頭と同じ馬ではない可能性あり)も劣悪な環境での生活を長い間続けていましたが、2002年、飼い主の急死により、ようやく救出に向けて動き出します。

台風の接近により河川敷が増水し危険な状態の中、かねてから2頭の援助を行ってきた馬の愛護団体・いななき会に、急死した飼い主の親類が生き残った2頭を譲渡。その翌日には利根川の河川敷を後にしました。

 

2002年7月15日、利根川の河川敷から直接岩手の当牧場へ。

 

健康手帳も紛失しており、名前も何もかもわからない2頭。

いななき会の会員さんたちが名前を考え「競走馬になったがゆえにこうした運命を辿ることになったので、全く競走馬らしくない名前に」という思いから「リンゴ」と「スモモ」という名前になりました。

 

 <リンゴ>

 

養老馬・集団放牧チームのリーダーであるスモモ。年上だろうが騸馬だろうが関係なし!かわいい顔してしっかりしきります。

 

人間が来れば近寄ってきて鼻を寄せてくる人なつこい子ですが、やはり利根川での経験からか、スモモ同様警戒心の強い一面が。ブラッシングなどの時には特に神経質で、ブラシが触れるたびにビクビクしてしまうような時も。

 

そんなリンゴの特技は、ボイスパーカッション!「ぶーっぱ、ぶーっぱ」という不思議な音が馬屋に響いていたらリンゴが犯人。飼いを食べた後によくやっている気がしますが、どういう心境のときにやっているのか、真意は不明です。

 

リンゴのボイパ → コチラ

 

リンゴのボイパを生で聞けたら良いことあるかも!?

 

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